小代めぐり①V字谷が生み出す豊かな自然

小代最高点の赤倉山(1332m)はじめ1000m級の山が両側に連なる谷。小代の玄関口石寺が海抜200m。かなりの標高差。小代の谷の真ん中を矢田川が流れ、東と西側に急勾配の斜面が広がる。私の住む京都府には1000mを超える山はひとつもないのに、小代は山が見事に連なっている。しかも近いところではわずか2から3㎞で谷の中心の矢田川へ到達する。
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深い森にみごとな巨木が。
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矢田川へ注ぎ込む急峻な渓谷には見事な滝が。
三段の滝
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要の滝
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これは珍しい裏からも見れる岩滝
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新屋八反滝
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ほかにも、一般では行くことが出来ない無数の滝が
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豊かな自然が生み出す水の恩恵を人々は受けている。

小代めぐり②「うへ山の棚田」に若者の声が響く

日本棚田百選選定の「うへ山の棚田」。(朝6時ごろ)
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「うへ山の棚田」。(昼11時ごろ)
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「うへ山の棚田」。(午後2時ごろ)
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村岡高校生徒が田植え体験に集合。中央左側の一番下の田では、地元小代中学校1年生徒が田植え作業中。
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香美町にある村岡高校は総合学習として田植え体験の他、森林体験、集落調査など全校生徒の希望にそった体験を本日実施しているという。生徒の中には田植えが気に入り、3年間ここに来る子もいるそうだ。
その日偶然、岩滝で出会った4名の村岡高校生徒の几帳面で礼儀正しい態度。さらに、引率の先生から「ぜひ村岡高校へお立ち寄りください」と声掛けていただき、この高校で学ぶことができる生徒はいいなと思った。
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小代中学校の教頭先生から、翌日登校した生徒から「楽しかった。今日も田植えに行きたい。」と充実した農業体験となったと伺った。両校のとりくみ素晴らしい。
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小代めぐり③美しい花の咲く小代

今が見ごろの「タニウツギ」。日本花の百名山で紹介された大江山(京都府)にも劣らない見事な群生。
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急勾配の田んぼののり面には色とりどり
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中心地から最も遠くの集落の新屋地区。さらに道路を2㎞ほど登っただんだん畑一面に「スイセン」のお花畑が
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その数一万株以上。育てている女性からお話を伺うことができた。
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60年ど前に、この地へ両親と兄弟4人で入居した開拓農家。当時は道もなく傾斜のある荒野をいちから耕していった。40年前Uターンし、夫とともに両親を支え田畑を拡張してきた。農業というより、土木工事そのものできつい作業を続け5人の子どもを育てた。
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30年前に「スイセン」をタキイからいただき、株分けしながら栽培面積を増やしてきた。道ゆく人に楽しんでもらおうと今日まで苦労し育ててきたという。
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子どももUターンし仕事のかたわら農業を手伝ってくれるそうだ。家から見える美しい稜線の山並み。この景色こそ夢えがいてきたユートピアと言う。
家から眺める風景は見事だった。それにしても広大だ。電気柵が2㎞とか。いったいどれくらいの耕作面積なのだろうか。
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素晴らしい人生を歩む彼女から、手作りのよもぎ餅をたくさんいただいた。
よもぎの味が濃厚で、今までに食べたことのなかった本物の絶品だ。
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全国しゃくなげ公園にも遅い春が。
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「とちのき村」管理職員の方に、鹿による草木の食害被害を教えていただいた
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小代めぐり④本物をめざす人々

温泉水を利用しすっぽんとチョウザメ養殖を長年続けておられる増田時雄さんを訪ねました。
何といっても、いつも明るく元気な方。すごいパワフル。
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チョウザメの養殖施設
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養殖池を案内していただいた。
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大物のチョウザメだ
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すっぽん養殖施設
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あいにくすっぽんが現れません
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定年退職後野菜づくりに励む男性に出会う
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畑の肥料は化学肥料を使わず、全て有機。しかも自分で材料を集め発酵させているという。さらに工夫し研究をと輝いている
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もう少しすれば夏野菜ができるので食べに来てほしいと言ってくれた。きっと美味しい食材。食べてみたい。
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大きな蔵を見つけ、お話を伺う
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元酒蔵で、廃校になった小学校の材料を使い建築されたそうだ
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奥さんが手入れされている玄関先の庭をみせていただく
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きれいに鉢植えされている
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酒屋で使っていた古い小物を随所に活用
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さらに驚いたのは、奥さんは「日本で最も美しい村」連盟に加入の手続きをした当時の観光協会事務局長。ご主人は、申請代表者である小代区の自治会長。偶然にお目にかかりとても不思議だ。当時の苦労話や、私が今まで訪れた、海士町・智頭町・伊根町の各町長を招いた講演会をこの地で開催したことを教えていただく。
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今度の週末に町内の民家の庭を見せていただく「香り花フェスタ2017」が開催される

小代めぐり⑤美しい村めぐり

朝日とともに歴史公園を散策。当時の見張り台を再現した展望台に登る
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前夜の雨があがり雲海が、木の枝で全体を見ることが出来ない。春に雲海、小代の地形ならでわ。
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小代子ども園の親子遠足の集合場所はスキー場の広大な駐車場。ナイスな活用。
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最終日、その日お休みの観光協会事務局長の小林さんに案内いただいた。
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吉滝キャンプ場・コテージ村からの眺望。イヤなことが吹っ飛ぶ爽快感。
観光協会の会長さんが施設管理されている。少しでも景観をよくしようと真下に広がる荒れた農地を一生懸命耕している
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佐房地区の棚田の風景も見事
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地域の方から「向の集落からこちらを見るといい風景だよ」と言われた
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向の新屋地区まで行き、佐房地区を見るると斜面に民家が重なり棚田が矢田川まで広がる状況がよく分かる
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牛玉山慈尊院光明寺山門
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光明寺本堂
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大師堂
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庭園
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重厚な岩山に圧倒される。まるで弘法大師が修行を積んだ大峰山のようだ。住職に伺うと、山中にはお稲荷さんの祠があり地元平野の方が管理。5月にお詣りされている。名前はごうろ山とよび、それがごうおう(牛玉)山、そしてぎゅうおう山と言われるようになったと教えていただく。
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添水唐臼(そうずからうす)小屋
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内でお米をついている
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名牛「ぬい」号の碑
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小代物産館の案内所においてある小代小学校の手作り観光パンフレットはいずれも力作。子どもたちのふるさとへの思いが伝わってくる
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今回の旅、和牛の原点が小代であり、しかも日本の黒毛和牛の母牛の99.9パーセントがここの子孫ということすら知らなかった私ですが、2ヵ所のスキー場はじめ小代の自然を取り入れた町づくり、そして親切な方々や元気な若者に出会い、充実した小代の村めぐりでした。
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murameguri

Author:murameguri
京都北部で田舎暮らし
時々素敵な村をのんびり旅

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