智頭町(鳥取県)めぐり①新築の智頭中学校

全国有数の木材産地。特産の木をふんだんに使った木造校舎。見事です。
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圧巻なのは玄関前のアプローチ
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なんと杉の巨木が立ち並ぶ
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エジプトのルクソール神殿を彷彿させる巨木の柱に囲まれ唖然とする
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外だけでなく巨大な円柱は室内にも各所に立つ
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さらに吹き抜けが広がる大空間。なんということでしょう。
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実は、中学校建築のさいに町の山主の方々がこれらの材木を切り出し供出・寄付されたとのこと。
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生徒玄関
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玄関の向かいに中庭
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中庭は2箇所ある。学校行事など多目的に活用。
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光が入り明るい階段
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2階の普通教室は屋根の形状をうまく利用し吹き抜けに
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教室の天井が開き、空気の排気取り入れがスイッチひとつで簡易に。風を教室に入れることができる
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各学年の多目的教室。壁が移動し廊下も含めた広さが確保できる。学年行事に活用される。
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2階ピロティーから中庭を見る
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1階廊下からは中庭に容易に出られる。
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ゆとりある設計で教育活動が広がる
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特別教室の設備も充実
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学校図書館の中でも、蔵書・広さの規模は目をみはる
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「和礼室」の看板
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中は和室が2室あり、茶道などに活用。
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広い体育館
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武道場は体育館のステージ裏にあり、パネルを動かすと一体となるアイデアはナイス。
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智頭の国宝指定の菩薩像のレプリカを外壁に。
この学校を建築されるにあたって、苦労し完成させた町の元職員の方に校舎の隅々まで案内いただいた。理想的な教育施設に触れることができ感謝します。
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智頭町めぐり②古い木造校舎を活用

平成24年3月に 閉校した山形小学校。木造校舎は、昭和17年に新築された。
平成17年には 校舎が国の有形文化財に登録された。
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現在は地域づくりの拠点として校舎の有効利用がはかられている。
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職員室には山形地区振興協議会の事務所があり校舎の管理を行う
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地域おこし協力隊の方も常勤している
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校舎の中の智頭林業資料展示室
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智頭の林業の紹介のほか、町内産の銘木加工された作品が展示されている
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第三セクターの「株式会社サングリーン智頭」の会社事務所もかまえる
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木材加工室
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いつでも木工機械が利用できる。
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後者の特徴は、智頭の優良木材を使い頑丈な骨格で組まれている(工事中当時の写真)
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全長85メートルの長い廊下。
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教室サイズは標準規格よりひとまわり広くとってある。60名の児童が机を並べても大丈夫。
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2教室分の広さの畳の間。今でも会議や集会など多目的に活用。
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両側2箇所の階段は立派。
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ゆとりをもった建て方が随所に
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町内の旧小学校跡活用は他の地区でも。
旧那岐小学校は那岐公民館に。いざなき振興協議会が入っている。旧山郷小学校には残念ながら行くことができなかった
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廃校になると壊したり放置したりすることの多い現状の中、智頭の利用方法は太鼓判。
建物は活用してこそ保存できるもの。壊すすと二度と再現できない文化財。どれだけ貴重な財産か、ようやく日本でも見直されてきている。

智頭町めぐり③那岐山トレッキング

観光協会の森林セラピーの担当の方から、「智頭町側の登山口からは渓谷や尾根があり変化にとんだ山行ができる」と教えていただき、日本三百名山である那岐山を登ることに。(山頂から三角点の山を仰ぐ)
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登山口に車を置き出発
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杉林の中に渓流の音が響く
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和紙の原料のミツマタ
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白い花を咲かせている
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橋を渡り尾根コースを選択
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急峻な尾根。クサリが続く。
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シャクナゲ尾根。
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ちょうど満開に
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イワウチワ
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鹿が食べれないようネットで保護
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葉っぱの化石発見
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馬の背避難小屋
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きれいに管理されている
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小屋をすぎ標高900メートル付近はブナの木が目立つ
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鳥取市からきた方は、以前はシャクナゲの花が絨毯のように広がっていたが、鹿が食べて年々少なくなっていると教えてくれた。
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ショウジョバカマ
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稜線に近づくごとに低木に。冬の季節風の影響だろうか?
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稜線にたつ「隠岐の家」
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しばらく登ると三等三角点が。(1174m)
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いったん下り登りかえして山頂に。
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高さは1255m。最近の調査で15m高くなったと説明する地元青年団が設置した石標
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下りは東仙コースを選択
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動物に皮を剥がされいる
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ブナ林
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最後の尾根のシャクナゲ
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全行程3時間。変化にとんだ中腹、稜線は広々と伸びやかな景色が楽しめる

智頭町めぐり④智頭の自然に溶け込み親切な人々

智頭の町は、重要文化財の石谷家住宅と伝統的建造物群指定の板井原地区の2箇所は必ず押さえるようにとアドバイスされ、自転車で板井原地区へ行くことに。
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登り口で出会った男性。今年の雪で車庫が押しつぶされ車が2台全損。今度は頑丈な車庫にと自分ひとりで建築中。古材やら地元森林組合から安価で仕入れた木材を使い、休日に汗を流していると話してくれた。
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4Kmの坂道を登ること30分。ようやく峠のトンネルに。この間誰にも会わない。
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日本の山村の原風景と呼ばれる「板井原地区」
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誰にも会わないのは平日だから?。食事のお店も開いていない。
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ようやく一人の男性と出会いほっとした。東京から移住してきた彼は、なんと自宅の壁面に自分で壁土を塗っているのだ。
素人とは思えない出来映え。
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入手困難な土壁用材料の壁土を苦労して調達したとのこと。
彼から、ここでの暮らしの様子、仕事のこと、海外バックパックなど話がどんどんはずみ、気がつけば1時間以上経過していた。
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「板井原地区」で会ったのは、他に住民の女性1名と猫2匹のみ。観光客には誰にも出会わなかった。
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彼のイチ押しの場所として、喫茶パン工房「タルマーリー」を紹介され、翌日行くことに。
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元保育園の建物を改装
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自然酵母のやさしい味わいが特徴のパン。他にもご主人のお勧め商品が並ぶ。
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既存の構造を活かし暖かい色彩の内装
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レストランのほか子どもたち優先のフリースペースを確保。庭の遊具もそのまま利用。8名ほどの人が生き生きと働いている。
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午後2時から石谷家住宅の広い土間で「ブァイオリン・ピアノコンサート」が開かれた。
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マイクなしの生の音が高い天井に吸い込まれ、よりクリアな音色が耳に届く。
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ここでしか出来ないコンサートの企画と演奏された二人にブラボー。
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智頭町で数多くの方に出会い興味あるお話を本当にたくさん教えていただいた。その中で感じたこととして、みなさん一人一人が専門的な知識や技能を持っておられる。なによりも、この町が好きで誇りをもって生きている。旅人の私に対してとても親切にしていただいた。
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初対面の私を家に招待いただいたのは農林高校の元校長先生。石谷家住宅の庭守をする造園会社経営者のご主人も加わり一緒にお酒を飲み深夜まで夢を語り合う。
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翌日は、7年に一度行われる諏訪神社柱祭の貴重な映像をを見せていただく。木の伐採準備から当日の祭事までの全行程を録画し編集したのは校長先生。プロ級だ。後世に伝える貴重な記録映像。祭りの関係者にプレゼントされるとのこと。
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一人旅の私にお腹すいていないかと、造園会社経営者のご主人がにぎり寿司と奥さん手料理のタケノコ料理を差し入れてくれる。
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旬のぴりりと辛い山椒まで付けてくれた。
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最終日は先生にマンツーマンで智頭の町を案内いただく。観光ではとうてい行くことが出来ない石谷家の山林やお墓、柱祭りの伐採場所、まるで「銀河鉄道」のように空飛ぶ列車の高架橋。町で一番奥深い集落。農林高校での実践。町長や奥さんの地域おこしなどなど。ここで生まれ育ち働き、豊富な経験と知識に基づいた説明の深さは本一冊が書けるような内容だ。最高に贅沢な時間。
智頭のみなさん、4日間お世話になり、ありがとうございました。
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プロフィール

murameguri

Author:murameguri
京都北部で田舎暮らし
時々素敵な村をのんびり旅

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